SSpread.TypeComboBoxAutoSearchプロパティ

 

コンボボックス型セルで、文字入力によるリスト項目の検索時の、検索の種類を設定します。

 

CellTypeプロパティに$CellTypeComboBox(コンボボックス型)が設定されたセルのみ有効です。

このプロパティを設定する前に、ColRowプロパティなどを使用して処理の対象を指定します。

 

以下の値を指定します。初期値は$TypeComboBoxAutoSearchSingleCharです。

定数

説明

$TypeComboBoxAutoSearchNone

0

指定なし

$TypeComboBoxAutoSearchSingleChar

1

1文字指定

「入力された1文字=リスト項目の先頭文字」のリスト項目が選択されます。

リスト内に一致する項目が無い場合は選択されません。

$TypeComboBoxAutoSearchMultipleChar

2

複数文字指定

入力された複数の文字と前方一致するリスト項目が選択されます。

リスト内に一致する項目が無い場合は選択されません。

$TypeComboBoxAutoSearchSingleCharGreater

3

1文字指定(以降の文字も検索)

「入力された1文字=リスト項目の先頭文字」のリスト項目が選択されます。

リスト内に一致する項目が無い場合は、次の文字(aの場合はb)を検索します。

 

このプロパティに$TypeComboBoxAutoSearchNone以外を設定すると、ユーザはキーボードからの文字入力でコンボボックスのリスト項目を選択できるようになります。

 

TypeComboBoxEditableプロパティが$FALSEの場合のみ、この機能が有効になります。

 

このプロパティはコンボボックス型セルのプロパティ継承の対象です。

コンボボックス型セルのプロパティ継承の注意点

 

 

文字入力による検索の例

 

リスト項目

aaa

abc

bbb

bcd

xyz

 

$TypeComboBoxAutoSearchSingleChar - 1文字指定

入力するキー

選択される項目

a

aaa

b

bbb

c

選択されない

aa

aaaabc

ab

aaabbb

 

$TypeComboBoxAutoSearchMultipleChar - 複数文字指定

入力するキー

選択される項目

a

aaa

b

bbb

c

選択されない

aa

aaa

ab

aaaabc

 

$TypeComboBoxAutoSearchSingleCharGreater - 1文字指定(以降の文字も検索)

入力するキー

選択される項目

a

aaa

b

bbb

c

xyz

aa

aaaabc

ab

aaabbb

未選択状態からの操作の例です。項目が選択されているときは、それ以降を検索します。

 

 

使用例

Col = 3;
Row = 2;
CellType = $CellTypeComboBox;
TypeComboBoxAutoSearch = $TypeComboBoxAutoSearchSingleChar;
TypeComboBoxList = "aaa\tabc\tbbb\tbcd\txyz";
 
BlockMode = $TRUE;
Col = 3;
Row = 3;
Col2 = 5;
Row2 = 5;
CellType = $CellTypeComboBox;
TypeComboBoxAutoSearch = $TypeComboBoxAutoSearchMultipleChar;
BlockMode = $FALSE;

 

関連項目

CellTypeTypeComboBoxEditableプロパティ

 



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