HtmlViewクラス

Biz/Browser 5.0.0

 

Object

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NetObject

 

 

 

 

 

 

 

DisplayObject

 

 

 

 

 

 

 

FocusObject

 

 

 

 

 

 

 

HtmlView

 

 

 

Biz/Browser上でHTMLを表示するクラスです。

 

1つのオブジェクトで1つのWebページを表示させることができます。

通常のWebサイトの表示の他、Valueプロパティへの代入によりHTMLを表示するラベルとしても使用できます。

AllowActionプロパティの設定によりセキュリティ制限を行えます。これにより従来のWebブラウザベースのアプリケーションと異なり、セキュアなWebアプリケーションの構築が可能です。

 

HTML実行エンジンとしてWindows付属のWebコンポーネントを使用しています。

表示可能なHTMLの仕様に関してはインストールされているWebコンポーネントに依存します。そのためInternet Explorerや他のWebブラウザと動作結果が一致しない場合があります。

そのためHtmlViewは既存のWebサイトが他のブラウザと同様に動作することは保証できません。既存のHTMLコンテンツやWebサイトを表示させる場合は、必ずBiz/Browser上での動作確認を実施してください。

画面表示例

 

 

標準のキーボード操作とKeyDownイベント

 

HtmlViewは、クラス固有キーとして以下の特殊キーが定義されています。

キー

動作

方向キー

ページのスクロール

入力欄のカーソル操作、選択操作

Shiftキー、Ctrlキーも同様

PageUpPageDownキー

ページのスクロール

Shiftキー、Ctrlキーも同様

HomeEndキー

ページの先頭、ページの最後へ移動

入力欄のカーソル操作、選択操作

Shiftキー、Ctrlキーも同様

Tabキー

次のリンク、または入力欄へ移動

Shiftキーで前のリンク、または入力欄へ移動

Ctrlキーは無効

Spaceキー

下へスクロール

Shiftキーで上へスクロール

Enterキー

選択したリンク先に移動する

Shiftキー、Ctrlキーも同様

Insertキー

入力欄時有効

Shiftキーで貼り付け

Deleteキー

入力欄時有効

Shiftキーで切り取り

BackSpaceキー

入力欄時有効、編集操作

Ctrl+XCVAZ

入力欄時有効、編集操作

 

上記のキーは、押下による親FormKeyDownイベントが発生しません。同じForm上にあるButtonなどのAltKeyプロパティへの指定も無効になります。

 

それ以外のキーは、データの編集に使われなければ親Form KeyDownイベントが発生します。キー操作による制御は、親FormOnKeyDownイベントハンドラで行ってください。

 

Docクラスによるプリンタ出力

 

印刷の対象外です。

HtmlViewクラスの独自の機能として表示中のコンテンツの印刷プレビュー(Previewメソッド)および印刷(Printメソッド)があります。

 

デフォルトプロパティとValueType

 

デフォルトプロパティはValueです。ValueTypeの指定は無効です。

 

制限事項

 

1. セキュリティのためJavaScriptによるクロスドメインへのアクセスが制限されます。

2. ActiveXインストール時などに表示される警告表示、スクリプトエラーなどは出力されません。

3. alertによるダイアログ、別ウィンドウの表示などはできません。より設定により動作が変更できるようになりました

4. コンテキストメニューは表示されません。

5. 警告ダイアログなどの表示は行われず、「いいえ」または「キャンセル」を選択したものとして動作します。より設定により動作が変更できるようになりました

6. セキュリティゾーン、利用可能なActiveXに関してはInternet Explorerの設定を共有しているため、その設定に依存します。

 

セッション共有モードについて

 

通常HtmlViewクラスでは通信をBiz/Browserの通信セッションとは関係なく独自のセッションで行います。これにより動作負荷の軽減を行っています。

しかし、場合によりCookieの引き継ぎなどBiz/Browserとセッションを共有したい場合があります。

HttpSessionクラスのスタティックメソッドSetSharedModeを設定すると、HtmlViewクラスが利用するセッションをBiz/Browserと共有します。

 

セッション共有モードでのHtmlViewは以下の様な制約が生じます。

1. 通信が単一セッションで連続的に行われるため、見かけ上コンテンツの表示速度が低下します。

2. Cookieはセッション中のみ保持されディスクには保存されません

3. 異なるドメインへの移動が制限されます

 

ビジュアルスタイル有効時の制限

 

ビジュアルスタイルの指定は無効です

 

スケーリング時の注意点

 

表示されるコンテンツはスケーリングの対象外となります

 

 

プロパティ | メソッド | イベント

 



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